
お子様にご理解頂けるよう、簡単な「PCBの説明」と「PCBに関する問題」を用意しました。
PCBってなに?
PCBは、1881年ドイツで初めて作られた物なんだ。
「燃えない」「電気を通さない」など電気を送る装置に都合のいい性質を持った油で、そのころ作られ始めた発電所や電車などにたくさん使われたんだ。
100年も前につくられた物だったんだね、びっくりしたよ!
でも、どんな物に「たくさん使われた」の?
PCBは大きな電気を使うきかい、例えば電気を遠くに送る「変圧器」、電気の流れを変える「コンデンサ」など電気をたくさんの人に使ってもらうきかいやのりものを作るために、たくさん使われたんだ。
すべて、合わせると 1000万トン は作られたと言われているんだ。
でも、体に良くない事がわかって、今は使ってはいけない事になったんだ。
すごくたくさん作られたんだね、
でも、PCBが「体に良くない」ってどうして分かったの?
1968年、ふくおか県でPCBが入ってしまった「こめ油」を知らずに食べて肌の色が変わったり、病気になった人がたくさん出たんだよ、
そこで学者の先生やお医者様が研究してみると体に良くない物が次々に見つかって大問題になったんだ。
便利だったけど、体に悪いものだったんだね。
でも、PCBは、昔の事だから今は大丈夫だよね?
そうじゃないんだ、PCBは自然に無くなるものじゃないし、海に流れたら底に沈んでしまうんだ。
そして海の底に沈んだPCBを海の生き物が食べて、それを私たちが食べてしまう事になるんだよ。
それに、PCBを使っていなかった所からもPCBが見つかって地球全体がPCBで汚染されている事が分かったんだ。
地球全体がPCBに汚染されているなんて怖いね。
だったら、PCBを作る事やPCBを使った機械はどうなったの?
ふくおか県の事件から、PCBを使っても作ってもいけない事が決まって、新しく作られる事は無くなったんだけど、たくさん作られた物だから、知らずに使い続けている人もいるし、使い終わったものを安全に処理できる所がなくて、ずっと持っている人もいるんだ。
ずっと持っているなんて、できないよ、
PCBをなくすにはどうしらいいの?
まず、PCBを箱に閉じ込めたり特別な場所にとじこめて、壊れたり人がさわったりできないようにして、PCBを安全に処理してくれる人に渡すことが必要なんだ。
PCBは安全に処理できる物なんだね
じゃあ、PCBが無くなるはいつになるの?
2001年に「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」という法律と、PCBを処理をする場所ができたから、2016年までに全のPCBを処理する事になったんだ、あと少しできれいな海になるんだ。
やったぁ!もうすぐきれいな海が帰ってくるんだね。
そうだね、これでイルカ君も安心だね。